top of page

アユは清流の女王とたたえられ、

その姿の美しさと味の良さから人気のある魚です

 

鮎の歴史は古く、神功皇后が新羅へ遠征する際に現在の佐賀県辺りで着物の裾から糸を取り、これに針を曲げた釣り針に飯粒をつけ釣り糸を垂れました。そして「もし事を成し遂げることができるなら川の魚よ釣り針を食え」と竿を引き上げた時にかかっていた魚が鮎でした。
進軍の成果を占なった魚であるところから魚ヘンに占うと書いて鮎の文字が生まれたといわれています。

 鮎は高級魚として人気の高い川魚の代表格ですが、日本列島に広く分布し春になると海から川に遡上をする魚です。寿命が1年のため「年魚」、泳いでいるときの口が銀色に輝いているところから「銀口魚」、その良い香りから「香魚」とも呼ばれています。

琵琶湖産の鮎を「小鮎」と呼びます。これは稚アユという意味ではなく、成長しても体長が10㎝位しか育たないため、小鮎と呼ばれています。 特徴としては琵琶湖産の養殖鮎は人工産より鱗が細かく滑らかで骨や皮が柔らかいため食感の点で優れています。

琵琶湖の歴史と友釣り

滋賀県にある日本最大の面積を誇る湖琵琶湖は、土地が陥没してできた陥没湖です。今から400万年以上の大昔に形成され、度重なる地盤変動によって現在の場所となりました。一般的に流入する河川によって運ばれてくる堆積物に埋め立てられるために湖の寿命は数千年から数万年と言われている中でバイカル湖やタンガニーカ湖に次ぐ世界第3位を誇る古代湖です。
琵琶湖は生物が固有の進化を遂げるのに十分な時間と環境が保たれたマザーレイクなのです。

湖産鮎の歴史を見ると、氷河期等の厳しい自然を生き残るためには摂食縄張りを強く守らなければなりませんでした。
そのためにほかの鮎に比べると縄張り意識が強くなったといわれています。

この魚の縄張りを作るという習性を利用したのが友釣りです。

この友釣りの代表選手の鮎ですが、近年のレジャーブームや釣女系雑誌に紹介されたりと身近なものとなってきました。
特に琵琶湖産の鮎は他産の鮎より縄張りを持つ性質が強く、友釣りの醍醐味が味わえると喜ばれています。

私共の鮎は10gほどに成長させた後、全国の河川に放流されております。

 
bottom of page